【飛行機について】主翼の内部構造
今回は、主翼の内部構造についてお話しします。
飛行機の主翼は箱型構造で作られています。これは、スパーと呼ばれる仕切りとリブと呼ばれる仕切りが縦横に組み合わさっている構造のことです。そこに外板をはり、外板の内側に補強するためにストリンガという細長い骨材をつけます。
箱型構造は下の写真のようになります。
この構造にすることで軽く頑丈な主翼が出来ています。
主翼の内部には燃料をいれる空間があります。
主翼内部に燃料を漏れないようにするシールを張り主翼の一部内そのものをタンクにしていて主な燃料は主翼に入っています。
主翼は飛行機の中央部分に位置するため、主翼に燃料タンクを設けることで主翼の燃料を消費しても重心の位置はあまり変わらずに安定した飛行ができます。
(太田)
<出典>
鈴木信二 田村正隆(2009) 史上最強カラー図解 プロが教える飛行機のすべてがわかる本 ナツメ社
室蘭工業大学航空宇宙機システム研究センター 東野和幸 (2018) きちんと知りたい!飛行機メカニズムの基礎知識
航空実用辞典
http://www.jal.com/ja/jiten/dict/p083.html#01-05
マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/aero_tech-2/
<画像の出典>
1枚目 photoAC
https://www.photo-ac.com/main/detail/946478?title=%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E6%A9%9F&searchId=204944308#
2枚目 筆者作成