【 航空宇宙産業について】株式会社SUBARU
今回は株式会社SUBARUついて紹介します。
株式会社SUBARUは、1919年に中島飛行機製作所として設立されました。その後、中島飛行機株式会社に改称し、戦後には財閥解体により分解・再結成され、富士重工業株式会社になりました。
そして、2017年に自動車のブランド名として浸透していたSUBARUに由来する株式会社SUBARUに変更しました。
SUBARUブランドとして知られる自動車部門は、レヴォーグ、レガシィ、インプレッサ等多くの人気車種を取り扱っています。
航空宇宙分野では、多種多様な航空機の開発・生産に携わっている航空機機体メーカーであり、Tier1に位置しています。
民間機事業では、ボーイング767、777、787、そして777Xなどの国際共同開発に参加しています。ボーイング777Xでは、中央翼の開発・製造と、主脚*1を格納する部分・主脚ドア・翼胴の空気抵抗を減らすために装着するカバー部分を担当しています。
2020年1月に株式会社SUBARUはボーイング社に生産累計1000機目となるボーイング787の中央翼の出荷を達成しました。
小型機や無人航空機をはじめとする航空機のシステムインテグレーション*2分野では、防衛省や宇宙航空研究開発機構(JAXA)向けの様々な開発により高い技術力を身につけました。
このように、株式会社SUBARUは自動車メーカーとしてだけでなく航空宇宙産業においても活躍しています。
(兵地)
<出典>
「Airline2016/01」
https://www.subaru.co.jp/outline/business_aero.html
Webモーターマガジン
https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17330858
株式会社SUBARU沿革
https://www.subaru.co.jp/ir/library/pdf/fact/2018/enkaku.pdf
https://kotobank.jp/word/主脚-528057
システムインテグレーション