【 航空宇宙産業について】ロールスロイス

ロールスロイス製エンジン

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 今回はエンジン完成メーカーロールスロイスについて紹介します。

 

 ロールスロイスは、1906年に創立され、当時は高級乗用車「シルヴァーゴースト」で有名でした。航空機用エンジンの開発は、第一次世界大戦中にイギリス軍が開発を持ちかけたことで始まりました。

現在、ロールスロイスはゼネラルエレクトリック社、プラットアンドホイットニー社と共に「世界三大飛行機用エンジンメーカー」と言われています。

 

 ロールスロイスには主に民間航空部門、防衛航空部門、パワーシステムズ部門の3部門があり、日本ではその全てを展開しています。

 

民間航空部門では、大型民間航空機・ビジネスジェット向けエンジン製造・サービスを手がけています。全世界で現在1万3000基以上のロールスロイス製エンジンが稼働しています。

 

防衛航空部門では、日本では自衛隊海上保安庁の航空機向けのエンジンを設計・製造しています。103ヶ国、160の顧客に、1万6000基以上のエンジンを提供しています。

 

パワーシステムズ部門では、海上保安庁向けに様々な種類の高速エンジンを提供し、メンテナンスを行っています。

 

このようにロールスロイスは航空機エンジンにおいて多くの分野を手がけています。

 

(兵地)

 

<出典>

ロールスロイス

https://www.rolls-royce.com/country-sites/japan.aspx#section-our-insights-on-japan

民間航空機エンジンメーカーにおける国際分業構造

http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/ssrc/result/memoirs/kiyou37/37-01.pdf

MOBY

https://car-moby.jp/article/automobile/rolls-royce/history-45/

 

<画像の出典>

photos.com

https://www.photo-ac.com/main/detail/1285754