【飛行機について】飛行機の最終組立
今回は、飛行機の最終組立についてお話ししていきたいと思います。
胴体の組立から行っていきます。
胴体前部とコックピット・セクションをつなぎ合わせます。
そして胴体前部とコックピット・セクションをつなぎ合わせている一方で、クレーンを使って主翼を持ちあげ所定の位置に降ろし、胴体中部としっかりつなぎ合わせ、その後主翼に動翼を取り付けます。
胴体前部とコックピット、胴体中部と主翼をつなぎ合わせている間に尾翼と胴体後部の接着も行います。
飛行機の最後尾の部分であるテール・セクションと胴体後部をつなぎ合わせ、その作業と並行して水平尾翼をつなぎ合わせます。
その後、垂直尾翼を胴体後部につなぎ合わせます。
そして、胴体前部とコックピットを接着した飛行機の先端部分、テール部分や尾翼を胴体後部と接着させた飛行機の末端部分をまっすぐに配置します。
その両者の間に胴体中部と主翼を接着させた部分をクレーンで運び、所定の位置で降ろし両者とつなぎ合わせます。
そして、主翼には巨大なエンジン、機体に降着装置を取り付け、機体内部の内装を整え、シートを設置し、様々な配線などもつなぎます。
このように飛行機の最終組立を行っています。
(太田)
〈出典〉
鈴木信二 田村正隆(2015) ダイナミック図解 飛行機のしくみパーフェクト事典 ナツメ社
鈴木信二 田村正隆(2009) 史上最強カラー図解 プロが教える飛行機のすべてがわかる本 ナツメ社
航空実用辞典
http://www.jal.com/ja/jiten/dict/p083.html#01-05
〈画像の出典〉
photoAC
https://www.photo-ac.com/main/detail/946478?title=%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E6%A9%9F&searchId=204944308#
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