【航空宇宙産業について】航空機機体メーカー
今回は航空機機体メーカーについて説明します。
航空機機体メーカーは航空機完成メーカーに航空機の機体部品を納入するメーカーです。
航空機は各部品を航空機完成メーカーに集めて組み立てられて作られています。その各部品を作って納入しているのが航空機機体メーカーと呼ばれる企業です。
航空機機体メーカーで有名な企業といえば三菱重工業株式会社(以下三菱重工)や川崎重工業株式会社(以下川崎重工)などがあります。
同じ企業でも機種によっては違うパーツを作っています。例えば三菱重工はボーイング787では主翼の部品を製造していますが前のモデルの777では後部胴体を製造していました。
同じように川崎重工はボーイング787では前部胴体、主脚格納部を製造していますし、777では前・中部胴体パネルを製造していました。
現在日本の航空機機体メーカーは航空機完成メーカーからの部品受注が主な業務になっていますが近年は機体の国際共同開発が進められており日本企業も開発段階から参入しています。
(山田)
〈出典〉
航空機産業の動向と参入タイミング 関東経済産業局先端産業支援課
https://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/kouku_uchu/data/doko_timing.pdf
https://www.mhi.com/jp/products/air/boeing_787.html
川崎重工業の将来航空機製造への取り組み
https://www.cmi.iis.u-tokyo.ac.jp/event/20191011/20191011_04.pdf
民間航空機の国際共同開発
民間航空機の国際共同開発,三菱重工技報 Vol.39 No.1(2002) (mhi.co.jp)
川崎重工 共同開発
共同開発・分担生産機種 ボーイング777 | 航空機 | 川崎重工業株式会社 (khi.co.jp)
〈画像の出典〉
photoAC
飛行機 B787 斜め後姿 - No: 1285777|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK (photo-ac.com)