【飛行機について】飛行機の胴体に使われている補強材について
今回は飛行機の胴体部分に使われている補強材について説明します。
飛行機の胴体はパネルという板を何枚もつなぎ合わせて出来ています。パネルとは、外板(飛行機の胴体を形作るアルミ合金の板)に補強材を装着したものの事を言います。
胴体に使われている補強材は主に2つあります。ストリンガとフレームです。ストリンガは飛行機の前後軸に沿って支えているパーツで、フレームは胴体の円周上に取り付けられ支えているパーツです。
飛行機には、この補強材が必要不可欠です。飛行機は上空で様々な空気の力を受けます。その力に耐えるためには胴体を頑丈にしなければいけません。胴体を頑丈にするために1番シンプルな方法が、外板を分厚くすることです。ですが、外板を分厚くすると重たくなってしまい飛べなくなります。そこで、飛行機が飛べる範囲で胴体を頑丈にするために、補強材が使われています。
(髙田)
〈出典〉
[監修]東京大学大学院教授 鈴木真二「飛行機のしくみパーフェクト辞典」
[監修]中村浩美 イラスト図解シリーズ「飛行機」
[著者]髙木雄一、小塚龍馬、松島丈弘、谷村康行「トコトンやさしい航空工学の本」
[監修]石田敦、木下浩、佐藤陽子「中1理科をひとつひとつわかりやすく。」
〈画像の出典〉
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