【航空宇宙産業について】装備品メーカー - KAINと伊吹ゼミの航空宇宙産業ブログ

　装備品メーカーは航空機の装備品を製造し航空機完成メーカーに納入するメーカーのことです。

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　航空機の装備品とは航空機の内装、離陸や着陸に使用する装置、空調システムや油圧システムなどのことを指します。これらを製造し航空機完成メーカーに納入することが主な役割となっています。日本の有名な装備品メーカーは操縦室の内装パネル、操縦室のドアなどを作っている株式会社ジャムコや電源などの装置をコンパクトに一括収納できる高電圧配電装置を作っているナブテスコ株式会社などがあります。

　しかし日本の装備品メーカーはほかの日本のエンジンメーカーや機体メーカーに比べて新規参入が難しくなっています。

装備品メーカーが新規参入できていない要因の一つとしてあげられるのが装備品の認証である「DO-178C」です。いくつかのプロセスを踏んで認証される「DO-178C」は海外ではガイドラインが浸透していますが、日本の新規参入する企業が認証を満たすことができておらず日本には浸透できていないため装備品メーカーは伸び悩んでいるのが現状です。

　現在日本では装備品メーカーの底上げを目指すためにJAXAが航空機装備品ソフトウェア認証技術イニシアティブでソフトウェア認証に関するノウハウなどの蓄積・共有などの活動を行っています。

（山田）

<出典>

日本航空機産業の弱点

https://newswitch.jp/p/15962

ジャムコ　事業内容

https://www.jamco.co.jp/ja/business/kco.html

島津製作所　ホームページ

https://www.shimadzu.co.jp/aboutus/company/aircraft.html

ナブテスコ　事業概要

https://www.nabtesco.com/products/aircraft.html

日本における航空機産業の動向と新規参入に向けた展開