【航空宇宙産業について】ゼネラル・エレクトリック
今回はエンジン完成メーカーの1つである、ゼネラル・エレクトリックについて紹介します。
ゼネラル・エレクトリックはアメリカの多角的企業*1で、トーマス・アルバ・エジソンとジョン・ピアポント・モルガンが設立したエジソン・ゼネラル・エレクトリックがその前身です。そして、1892年にトムソン・ヒューストン・エレクトリックと合併して今のゼネラル・エレクトリックを設立し、白熱電球メーカーとして事業を開始しました。。
現在、ゼネラル・エレクトリックは電力、再生可能エネルギー、航空、ヘルスケア、金融サービスの5つの事業を通じて、世界的に事業を展開しており、2020年2月時点で、ゼネラル・エレクトリックは170カ国以上の国々で顧客にサービスを提供しています。
エンジンサービスの分野では、エンジンの整備・修理において、最高水準を誇るゼネラル・エレクトリック独自の技術を活かし、今日の航空機エンジンに要求される厳しい品質についての基準を満たすことを保証しています。また、エンジンを正常な状態に維持するための計画や、その他の管理の計画などを提供することで、エンジンの維持費なども含めた製造から廃棄までのコストの低減を実現しています。
現在動いている全日空、日本航空のほか国内航空会社の旅客機、陸・海・空軍の自衛隊機ならびに艦艇、さらには政府専用機にもゼネラル・エレクトリック製のエンジンが搭載されています。2019年12月31日時点でゼネラル・エレクトリックの商用エンジンの搭載数は約37,800基、軍用エンジンの搭載数は約26,600基です。
このように、ゼネラル・エレクトリック製のエンジンはたくさんの航空機に搭載されており、世界では2秒に1機、ゼネラル・エレクトリック製のエンジンを搭載した飛行機が空へと飛び立っています。
(邉見)
〈出典〉
https://kotobank.jp/word/ゼネラル・エレクトリック-87527
ゼネラル・エレクトリック・カンパニー 事業内容・ビジネスモデル
https://strainer.jp/companies/4816%231
GEアビエーション(航空)
https://www.ge.com/jp/b2b/aviation
〈画像の出典〉
pixabay
https://pixabay.com/ja/photos/平面-飛行機-エア北-一般電気-2980779/
*1:多角的企業:いくつかの方面にわたり事業を展開する企業。